一行も書かずに、ここまで作った——AIと作り直した自社サイト

前回、売り文句を消してQA集にした話をしました。今回はその締めくくりです。残っていた三層——事実・QA集・入口——を、そのままPDFのカタログにしました。そして、この夏に作ったものを全部並べて、いったん手を止めます。


売り文句を消して、QA集にした

前回、127本の事実に16個の入口を作った話をしました。そのとき「拡張の経緯は別の回で書きます」と書きました。今回はその回収です。入口を作る前にやっていたのは、引き算でした。


127本の事実に、16個の入口

朝には1本しかなかった用途別のページが、昼前には16本になっていました。やったことは、CSVを1枚作って取り込んだだけです。もちろん、16本の記事を書いたわけではありません。そんなことはしたくありません。ただ、AIに「16本作って」と頼んだわけでもありません。その前に、127本の機能リファレンスと、「◯◯サイトに必要なこと」という問答のページ群を作っていました。今回は、それらに入口を付けた話です。


聞き手はAI——答えるだけで、ページが一本できた

メモを取らず、チャットで答えていただけなのに、最後にはコンテンツに仕上がっていました。


事例からは、書けなかった——書けたのは、自分の中にあるものだけだった

前回、「書き始めは、ティップスからにします」と宣言しました。書き始めて二日で、ティップスは別の物になり、集の名前まで変わりました。事例からは、書けなかった——その顛末です。


AIが質問して、私が答える——1,527問作って9割捨てた話

今度は配役を逆にしました。AIが質問を作って、私が答えます。事例から質問を1,527問集めて、9割捨てたら、書くべきものが見えてきました。


答えに根拠を張る——FAQ111問を作り直した話

前回の締めで「次はFAQです」と書きました。作り直してみて分かったのは、捨てるべきなのは問いではなく、答えの根拠のほうだということでした。問いは残す。答えは、事実の上に載せ替える。


言い過ぎを削る——売り文句と台帳を突き合わせた話

前回の締めで「この事実の上に、①と②を書き直します」と書きました。書き直してみて分かったのは、直すのは文章ではなく、言い過ぎだということでした。売り文句を一文ずつ台帳と突き合わせる。それだけで、ページは別物になりました。


思っていた世界観——機能リファレンス127本を一日で公開した話

朝、台帳から生成したCSVで127本のフラグメントを公開しました。束を割り付け、表示を繋ぎ、入口を整えて、夕方には思っていた世界観が立っていた——その一日の記録です。今回、私はプログラムを書いていません。


台帳だけが生き残る——AIと127本を作った工程の話

フラグメント127本を、AIと作りました。最初に決めたのは、Excelの台帳を唯一の「正」とすること。チャットは使い捨てで、台帳だけが生き残る。台帳と赤入れは人間、執筆はAI——その工程の記録です。


著者

鴻田 孝雄
STSD株式会社 代表取締役
鴻田 孝雄

IBM系の大規模システム開発で、PMO・PL・ITアーキテクトを担当。2005年にSTSD株式会社を設立し、2008年に writeWired をリリース。現在も開発・運営を続けている。本日誌の記事は、AI(Claude・ChatGPT)と協働して執筆している。

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