開発日誌

writeWiredの開発と、自社サイトで試しているコンテンツ制作・運用の記録です。AIと何を作り、どう確かめ、どこでつまずいたか。実際の作業と、その後に起きたことを書いています。

AIに機能リファレンス127本を書かせた。その後の方が面倒だった——10本足すのに台帳を9回改版した話

管理画面の機能を1画面1ページで解説する「機能リファレンス」127本は、Claudeに書かせました。別の担当者のAIに台帳を渡しても回るようにするまでの話です。


AIには全部教えた。でも、全部は書かなかった——制作会社向けのパートナーページを作った話

Web制作会社向けのパートナーページを、Claudeに書いてもらいました。4版目で、メリットを言う文を1文だけ残したページになりました。


仕様をMarkdownで渡したら、コピペ職人になっていた——コードを書かずに、2つのAIで機能を1つ追加した話

製品のフォームに機能を1つ足すのに、私も同僚もコードを書きませんでした。見当1〜2週間の開発は3日で終わり、人に残ったのは、運ぶことと、何を作るか決めることと、動かして確かめることでした。


Single Source of Truth(SSOT)のAPIを作ったら、テンプレートが1枚増えただけだった

正しい情報を一か所に持って再利用する考え方「Single Source of Truth(SSOT)」の解説には、その情報をAPIで外へ配る、という話がよく出てきます。事実を一か所で管理できていれば、APIはその出し方の一つにすぎず、やっていたのは昔からあるマスタ管理でした。


同じ事実を、上司のセリフで聞いたら、声を出して笑った——AIの答えは変えず、質問の立場だけを変えた

製品の機能の事実から、AIに短い読み物「ショート」を作らせたときは、タイトルを面白くしようとするたびに根拠を越え、苦労しました。面白さは、事実の書き方ではなく、質問の立場から出ていました。


AIにタイトルを作らせたら、正しくて、つまらなかった——タイトルは人が書き、AIに根拠と照らさせた

製品の機能の事実から、AIに短い読み物のタイトルを作らせました。AIが作ったタイトルは、事実としては正しいのに、マニュアルの小見出しのようでした。面白くしようとすると、今度は根拠を越えます。最後は、AIにタイトルの材料になる事実を掘らせ、私がタイトルにし、AIが根拠と照らす分担に変えて、16本を公開しました。


aboutページは書くものではなくなった——130本の事実から「writeWiredとは」をAIで生成した

製品を説明するページ「writeWiredとは」を、人が書く代わりに、機能の事実を書いた130本のページと導入事例20本だけを材料に、ChatGPTとClaudeに書かせました。4回とも同じ「製品の芯」が出てきた一方、画面をまたぐ構造(組織とサイトの関係など)は書けませんでした。


製品カタログをAIに読ませたら、ちゃんとリンクを辿った——目次版と完全版で比べた記録

製品カタログを、中身を載せずにWebへのリンクで詳細へつなぐ8ページの「目次」に作り直していました。一方で、カタログに載せていなかったURLの先には降りられず、URLを載せ直しても、読み落としとURLの書き方で2問を落としました。


Single Source of Truthを調べたら、もうやっていた——AIで大量に作ったあと、事実を一か所に持つ作り方に名前がついていた

AIと1か月半かけて、製品の機能の事実を書いたページ127本と、それを使ったFAQや用途別のページを作りました。事実に番号を振って一か所に置き、各ページはその番号を指す、という私たちの作り方は、この考え方と同じでした。


AIに市場を歩かせたら、自社サイトに足りないページが1本見つかった

自社の製品名も、CMS・MA・CRMといったカテゴリ名も伏せ、Web担当者の困りごとだけを起点に、AIにWeb検索で市場を探させました。あわせて、機能も事例もあるのに入口のページがなかった困りごとが1つ見つかり、そのページを1本作りました。


著者

鴻田 孝雄
STSD株式会社 代表取締役
鴻田 孝雄

IBM系の大規模システム開発で、PMO・PL・ITアーキテクトを担当。2005年にSTSD株式会社を設立し、2008年に writeWired をリリース。現在も開発・運営を続けている。本日誌の記事は、AI(Claude・ChatGPT)と協働して執筆している。

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