管理画面の機能を1画面1ページで説明する「機能リファレンス」を運用しています。書いたのはAIです。最初に127本作らせました。
今回はその後の話です。作って終わりではありませんでした。機能は増えます。先日、新しい機能がひとまとまり増えて、リファレンスを10本足しました。この10本のために、台帳の版をv97からv106まで、9回上げました。
なぜ10本で9回か
1本足すと、連鎖するからです。
連鎖の芯は、IDです。リファレンスには意味のあるIDを振っています。どの系統の画面かが分かる体系です。ページのスラッグも同じ体系から作ります。関連機能のリンクも、FAQも、画面キャプチャの撮影リストも、このIDにぶら下がっています。だから、守るものは実はひとつです。IDの体系が正しければ、残りはついてきます。勘で振ると、全部が一緒に壊れます。
つまり1本の追加は、「書く」よりも「既存と辻褄を合わせる」作業です。
この体系を守り続ける作業は、AIに任せました。私が勘で採番するとブレます。AIは規約を渡せば、その通りに振ります。
任せ方は、エクセル1冊
指示は台帳の中にそのまま書いてあります。
- 「はじめに(AIへの指示)」シート。渡されたAIは、ここから読み始めます。
- 最初に聞くことが決めてあります。対象画面のテンプレート名から。
- 行を立てる前に影響表を出させます。既存のリファレンスのどれに影響するかが表で出て、私が裁定します。
- 困ったことシート。作業中に迷った点をAIが書き残し、次の版で規約になります。
- 作業履歴。いつ何をしたか、1行ずつ。
作業する人は台帳を書き換えません。CSVとスクリーンショットを渡すだけです。台帳を更新するのはAIで、返ってきた版を人が確認して、ファイル名の版番号を上げます。
ルールはひとつだけです。最後に作業した人が返した版が、正。
何人まで回るか
この台帳で作業するのは2人です。私と、正林くん。正林くんに版を渡したら、彼のAIが台帳だけで作業して、同じ日のうちに新規5本を作って版が返ってきました。確認して、版を上げました。彼は作業の途中で、台帳の規約の誤りをひとつ見つけて、直して返してきました。これで回っています。
ただし、直列だからです。同時に2人が台帳を触ったら、その時点で版が分岐して終わります。ロックの実体はファイル名の版番号だけで、これは仕組みではなく規律です。人数が増えたら、たぶんファイルより先に採番が壊れます。
IDの決めごと
前に「台帳だけが生き残る」と書きました。あれは作るときの話で、増やすときに効いてきたのはIDの決めごとでした。
うちはIDに意味付けがあって、守るのが面倒です。なので、そこはAIに任せました。いまのところ、いい結果が出ています。ただ、規模が大きくなったら、別の道具を考えたほうがいいと思います。