同じ案内を、全員に送り続ける限界

案内のメールを、リストの全員に同じ文面で送る。手間が少なく、送り漏れも起きにくい方法です。ただ、回を重ねると無理が出てきます。

  • もう申し込んだ人に、同じ申し込みの案内が届く
  • 一度も開かない人に、送り続ける。やがて配信停止か、読まれないまま埋もれる
  • 関心を示した人にも、関心のない人と同じ文面しか届かない

全員に同じものを送ることは、誰に対しても少しずつずれたものを送ることでもあります。

反応で分ける

送ったあとの相手の反応は、いくつかの段階に分けられます。

反応 分かること
開封した メールが開かれた記録がある(ただし、計測には限界がある)
本文のリンクをクリックした 案内の中身に、もう一歩踏み込んだ
サイトの関連ページを見た 自分で調べるところまで進んだ
申し込んだ 案内の目的は果たした
何も反応がない 届いていない、時期が合わない、関心がない、など

段階ごとに、次に送るものを変えます。申し込んだ人には申し込みの案内を送らない。クリックしたのに申し込んでいない人には、判断材料になる別の情報を送る。これが「反応で分ける」ことです。

「開いたのに申し込まない」の読み方

開封の数字は、目安として扱う

メールの開封は、多くの場合、本文に埋め込んだ小さな画像が読み込まれたかどうかで記録されます。この方式には限界があります。

  • 画像を表示しない設定のメールソフトでは、読んでいても開封として記録されないことがある
  • セキュリティの仕組みがメールを自動で確かめる環境では、読んでいなくても開封として記録されることがある

開封は「読んだ」の確かな証拠ではなく、目安です。クリックやサイトでの行動のほうが、相手の関心に近い手がかりになります。

申し込まない理由は、一つではない

開いた、クリックした、それでも申し込まない。理由はいろいろです。

  • 関心はあるが、日程が合わない
  • 自分では決められず、上の人に相談している
  • 知りたいことが、案内に書かれていなかった
  • 後でと思って、忘れた

理由は外からは分かりません。だから、次に送るものは、いくつかの理由に同時に応えられるものにします。

次の一手の中身

同じ案内の再送は、次の一手としては弱いものです。一度読んで申し込まなかった人には、同じ文面より、前回と違う材料のほうが判断の助けになります。

次に送るものの例です。

  • 前回の案内では触れなかった情報(事例、よくある質問、当日の内容の詳細)
  • 別の日程や、録画・資料で後から見られるという案内
  • 締め切りが近いことの知らせ
  • 担当者からの個別の連絡

どの場合も、すでに申し込んだ人を、送る相手から外しておきます。申し込んだ人に「まだ間に合います」と届くのは、相手に、自分のことを把握されていないという印象を与えかねません。

回数と間隔、やめどき

  • 同じ案件について、何回まで送るか
  • 前の配信から、どれだけ間を空けるか
  • 何回反応がなければ、その案件では送るのをやめるか

先に決めておかないと、担当者の気持ちで回数が増えがちです。やめどきを決めておけば、反応のない相手に同じ案件の案内を送り続けることも避けられます。

条件を保存して、毎回同じ基準で抜く

「開封したがクリックしていない、申込済みを除く」。この抽出を、配信のたびにその場で組み立てると、担当者や回によって条件が少しずつ変わります。前回と今回で、誰に送ったのかの基準がずれます。

一度決めた抽出の条件は、名前を付けて保存し、毎回同じ条件で抜きます。条件を直すときは、保存した条件のほうを直します。

writeWiredでは

writeWiredでは、抽出の条件と送信がつながっています。データを絞る条件が、そのまま配信の宛先になります。

反応で絞る

  • 問い合わせや会員の一覧で、フォームの項目に加えて、メールへの反応(開封・クリック)やサイト内の行動を条件に絞り込む
  • 会員の一覧では、オーディエンスフィルターやMAシナリオのステップでも絞り込める
  • クエリーの設定で、メールへの反応(開封以上・クリック以上)を条件に加える
  • 別のフォームにデータが未登録であることを条件にする(申し込み済みの人を除く、など)
  • 条件には、否定(≠)や「未入力を検索」も使える

条件のまま送る

  • 一覧の「この条件を使ってメールを送信」で、条件を保ったまま一括送信へ進む
  • 一括メール送信では、宛先を一覧でチェックした行か、ビューと検索条件で指定する
  • 送信対象の一覧を、送信前に確かめる
  • 問い合わせへの一括送信では、送信後に対応状況をまとめて変更できる

条件を保存する

  • 抽出の条件は、クエリーとして保存し、ビューから参照する
  • クエリーの一覧で、定義済みの条件と、それを使っているビューの数を確かめる

開封の記録

  • 開封が記録されるのは、本文に開封確認の画像タグ([&MAILOPENIMG])が入っているメールだけ

反応で分ける部分は、開封・クリック・サイト内の行動を条件にした抽出にあたります。すでに申し込んだ人を外すには、申し込みを受けたフォームにデータが未登録であることを条件にします。「開封したのに未申込」のような抽出を条件として定義し、その条件のまま次の案内を送れます。

毎回同じ基準で抜くには、抽出の条件をクエリーとして保存しておきます。条件を直すと、そのクエリーを使うビューにそのまま反映されます。

開封を条件に使う場合は、送るメールに開封確認の画像タグが入っている必要があります。画像タグを入れていないメールでは、開封は記録されません。

何を次に送るか、何回まで送るかは、この仕組みの外側で決める運用です。

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