会員ログの活用法 第9回
記事を読んだ会員の6割は、同じ記事を別の日にもう一度開いている。
記事の報告では、閲覧数と訪問者数が並びます。閲覧数が訪問者数より多いと、同じ人が何度も見ているようには見えますが、それが誰なのかは分かりません。
一度読んだ記事を、別の日にもう一度開くのは、手元に置いて参照しているからかもしれません。診療の合間に確かめる、同僚に説明するときに見直す、といった使われ方です。そうした記事は、新着とは別の価値を持っています。
会員IDの付いたアクセスログで、会員ごと・記事ごとに読んだ日を数えると、同じ記事を2日以上読んだ会員が分かります。
読み返した記事,会員(人) 0本,230 1本,156 2〜3本,112 4〜6本,38 7本以上,109
このグラフの数え方
架空のサンプルデータで集計した例です。
ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。
ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。
with r as (
select a.member_id, a.content_id,
count(distinct a.accessed_at::date) as days
from access_log a
join content c on c.content_id = a.content_id
where c.content_type = '記事'
and a.member_id is not null
and a.accessed_at >= '2026-04-01' and a.accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by a.member_id, a.content_id
)
select case
when re = 0 then '0本'
when re = 1 then '1本'
when re <= 3 then '2〜3本'
when re <= 6 then '4〜6本'
else '7本以上'
end as reread_articles,
count(*) as members
from (
select member_id, sum(case when days >= 2 then 1 else 0 end) as re
from r
group by member_id
) t
group by 1
order by min(re);次の表は、会員サイトで記事を読んだ会員を、同じ記事を別の日にもう一度読んだ記事の本数で分けた集計です。
reread_articles=読み返した記事の本数、members=会員数です。
個人を特定できる列は含めていません。
1. reread_articles ごとの members を棒グラフにして、画像で描いてください。各区分に、全体に占める割合を添えてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
・1本以上読み返している会員は何割か
・たくさん読み返している会員はどれくらいいるか
・読み返される記事を、どう扱うとよいか
(ここに集計結果を貼る)-- 社内用:会員IDの一覧が出ます。社外のサービスやAIには貼らないでください
select member_id, count(*) as reread_articles
from (
select a.member_id, a.content_id
from access_log a
join content c on c.content_id = a.content_id
where c.content_type = '記事'
and a.member_id is not null
and a.accessed_at >= '2026-04-01' and a.accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by a.member_id, a.content_id
having count(distinct a.accessed_at::date) >= 2
) t
group by member_id
order by reread_articles desc;SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。
使う表: content(コンテンツ)/access_log(アクセスログ) (表の形は準備編)
アクセスログに会員IDが残っていないと、この問いには答えられません。
アクセス解析では、別の日に別の端末で読み返すと別の訪問者になり、「同じ人が読み返した」と分からないからです。
writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired