CMSにデジタルマーケティング機能を統合。ライトワイヤード
これだけはおさえておこう CMSの基礎知識 その5.

規模別にみたCMSの種類

CMSは、よく小規模、中規模、大規模と言われるけど、どう違うの?という方に。

規模別に見たCMSの種類

小規模CMS

数多くの無料CMSが存在し、様々なデザインテンプレートが用意されています。これらを使用することで、簡単にウェブサイトを立ち上げることが可能です。ほとんどがクラウド型のサービスで、美しく魅力的なデザインが増えています。即座に始められる利便性が最大の特長です。デザインについては、自分でCSSを変更したり、パンクズリストや一覧ページなど、ある程度のカスタマイズが許されます。ただし、カスタマイズにはあるレベルの知識が必要で、自社だけでは対応しきれない場合が多く、外部サポートの必要性が生じることもあります。これらのシステムは、小規模な運用を前提としており、承認機能や変更履歴などの管理機能を備えているものは少ないです。しかし、それらの機能は小規模なウェブサイトでは必要ない場合もあります。

中規模CMS

中規模CMSは、その提供企業がテンプレートの開発から導入、サポートまでを手掛けているものを指すでしょう。基本的なCMSの機能は搭載していますが、具体的な運用方法や管理可能なページ数などは、提供企業によって異なる考え方があります。従って、自社の目的や運用体制を整理した上で、各CMS開発会社に問い合わせ、自社に適した製品を探すことが重要です。中規模CMSというカテゴリー自体は範囲が広く、小規模から大規模CMSの範囲もカバーしている製品が存在します。そのため、小規模寄りの中規模CMS、あるいは大規模寄りのCMSと分けて考えることもあります。ウェブサイトが拡大した場合の拡張やカスタマイズ可能な範囲、機能もCMSによって異なるため、これらも選定の際に確認しておきたいポイントとなります。

大規模CMS

大規模CMSの特性として、拡張性やカスタマイズの範囲、コンテンツの機能には中規模CMSと大きな違いはないものの、その管理は多数の組織やユーザーによって行われ、多くのドメインにまたがり、数万ページ以上のサイトを複数のサーバーで運用することを前提としています。また、複雑な承認フローや、アクセス増加時のキャッシュ機能などにも対応しています。しかし、その一方で、導入や運用は非常に複雑となることが多く、導入する際には適切な導入ベンダーと十分な知識や経験を持つ企業体制が必要となります。また、導入を進めるには、詳細な計画を立てながら進行することが求められます。

まとめ

CMSの規模を特定の指標によって分類するのは一概には困難ですが、参考となる指標として以下の要素を考慮しています。それらは、CMSで管理するページ数、サイトのページビュー(アクセス数)、CMSを利用する管理ユーザー数、そして作成可能なコンテンツ種類を示すテンプレートの数です。これらの指標を基に分類を行うことが可能です。次の表を参考にしてください。
 
小規模CMS 中規模CMS 大規模CMS
ページ数 ~30 30~1,000 1,000~数万超
PV数
CMS利用ユーザー数 1~3 2~10 10~(複数部署)
テンプレート種類 ~5 ~30 30~

これらの基準はあくまで参考です。例えば、小規模CMSであっても1,000ページや2,000ページを管理する能力を持つものも存在します。反対に、管理するページ数が500ページに満たないとしても、中規模CMSの機能が必要なケースもあります。CMSの小規模、中規模、大規模というカテゴリーは、その価格帯とほぼ同等のイメージを持っても問題ないと言えます。しかし、同じ小規模や中規模向けのCMSでも、初期費用、開発費、運用費などについては、無料に近いものから数十万円、百万円を超えるものまで様々です。特に中規模、大規模向けのCMSでは、数百万円、数千万円を超えるものも珍しくありません。そのため、規模を参考にして、複数のCMSベンダーにサービス内容と価格を確認するのが最善のアプローチです。
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