CMSにデジタルマーケティング機能を統合。ライトワイヤード

これだけはおさえておこう CMSの基礎知識 その1. CMSとは?CMSで出来ること

CMS、よく耳にするようになったけど、いったいどんなものだろう?という方に。

CMSとは

CMSはコンテンツマネージメントシステム(Content Management System)の略です。コンテンツは「中身」「内容」という意味で、インターネットでは主に「文字」「音楽」「画像」「動画」などの情報(またはそのまとまり)について「コンテンツ」と呼ばれますが、CMSという言葉は主にWebサイトのページの更新を目的にしたシステムのことを言います。

CMS出現以前

従来、Webサイトの更新にはWebの専門の知識をもった人が作ったHTML,css,画像などのファイルを作成して、FTP(*1)と呼ばれるツールを使って、Webサーバーにアップロードする必要がありました。1枚ずつ手作りなので、新規にページを追加する時はもちろん、ヘッダー、ナビゲーション、フッターなどの共通部分を変更するときは、過去のHTMLをすべて手作業で修正する、膨大な量の作業が必要でした。
*1 FTPは、File Transfer Protocolの略称でサーバーとクライアント間でファイルを送受信するための通信手法を決めたルールのようなものになります。本来は通信手法のルールですが、ファイルを受ける、サーバー側で動くソフトウェアをFTPサーバーと呼んだり、ファイルを送る側で利用するソフトウェアをFTPクライアントなどと呼びます。

CMS出現後

しかし、CMSの登場により、Webの専門知識が無い人でも、ブラウザで用意されたCMSの管理画面を使ってWebサイトに掲載したい文字や画像を登録することでWebサイトの更新ができるようになりました。Webサイトに表示する際のデザイン部分は、CMSが「テンプレート」と呼ばれる雛形を使って自動的に行うため、イメージを均一に保つことが出来ます。CMSを導入することにより、ページの作成や更新を効率よく行えるようになります。

CMSで出来ること

一般的なCMSで出来ることを簡単にまとめると以下のようになります。

  • ブラウザの管理画面からWebサイトの更新ができる
  • テンプレート化されるのでデザインが統一できる
  • スマートホン対応したサイトが更新できる
  • 掲載期間を指定できる
  • タグの構造も綺麗になり、またシステム的なSEO対策ができる
  • 変更履歴を保存できる
  • 複数人数で権限を付与してコンテンツを管理できる
  • 承認フローが利用できる
  • 多言語のサイトが構築できる
  • 複数サイトの運用ができる

しかし、上で述べたような事のすべてをカバーできるCMSはごく少数の大規模サイト向けCMSのみと言って過言ではありません。

CMSは管理するサイトにより、特定の目的、汎用的な内容と管理できるコンテンツの種類や対象とする規模もCMSによりまちまちです。目的・用途により数え切れない選択肢が出てくるので、CMSは選定するのがとても難しい製品と言えるでしょう。
 

CMSの選び方

CMSは、Webサイトの運営に必須のツールとなっています。機能やセキュリティ、拡張性など、多岐にわたる要素があるため、自社に合ったCMSを選ぶことが重要です。以上のポイントを踏まえ、適切なCMSを導入し、スムーズなWebサイトの運営を行いましょう。

  1. 機能性
    CMSには、多くの機能があります。必要な機能が備わっているかどうかを確認し、必要な場合は拡張性についてもチェックしましょう。
     
  2. ユーザビリティ
    CMSは、複数人で使うことが多いため、操作性や使い勝手が重要なポイントです。簡単に操作ができるかどうか、GUIがわかりやすいかどうかなどをチェックして、ユーザビリティに優れたCMSを選びましょう。
     
  3. セキュリティ
    WebサイトやECサイトなどの重要な情報を管理するため、セキュリティ面についてもしっかりと対策が必要です。CMSのセキュリティ機能や、セキュリティに関するサポートが充実しているかどうかを確認して、安全に利用できるCMSを選びましょう。
     
  4. パフォーマンス
    CMSのパフォーマンスについても、重要なポイントです。WebサイトやECサイトなどで大量のアクセスがあった場合に、スムーズに動作するかどうかを確認しましょう。また、CMSのバージョンアップなどによって、パフォーマンスが向上するかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
     
  5. コスト
    CMSには、オープンソースのものや有料のものなど、さまざまな種類があります。選ぶCMSの種類によって、コストが異なります。予算に合わせたCMSを選ぶことが重要です。
     
  6. 拡張性
    CMSは、様々なプラグインや拡張機能を利用することができます。WebサイトやECサイトなどの要件に応じて、必要な機能を追加することができるため、柔軟な運用が可能です。CMSの拡張性についても、選び方のポイントとなります。
     
  7. 多言語対応
    グローバル展開を行っている企業や、多言語対応が必要な企業にとっては、CMSの多言語対応機能は重要な要素です。複数の言語に対応し、国内外の顧客に対しても適切な情報を提供できるようにするため、CMSの多言語対応についても確認しておくと良いでしょう。
     
  8. カスタマイズ性
    CMSには、標準的な機能だけでなく、独自の機能を追加することも可能です。企業独自のニーズや要件に合わせて、CMSをカスタマイズすることで、より効率的な運用が可能になります。CMSのカスタマイズ性についても、選び方のポイントとなります。

もちろん、上で述べた「CMSで出来ること」すべてをカバーするCMSを選択しなくてはならない、というではなく、自社の目的に合った、無駄のない、最適なCMSを選択することがもっとも重要なゴールになります。

では、どのような事を知っておけば、自社にあったCMSを選択出来るのか。CMSの基礎知識として、メリット・デメリットやCMSの種類を、次以降でご説明いたします。
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