会員ログの活用法 第25回
7月から利用した会員は増えているが、4月より前からの会員だけで見ると、ほぼ横ばい。
施策の報告では、始める前と後の数字が並びます。7月に特集を始めて、そのあと利用した会員が増えていれば、特集の効果のように見えます。
ただ、その間にも新しい会員は毎月登録しています。新しく登録した会員は、最初のうちはよく利用するので、それだけで利用した会員の数は増えます。施策の効果を見たいなら、もともといた会員の動きが変わったかどうかを見る必要があります。
会員IDで名簿の登録日とアクセスログをつなぐと、利用した会員を「以前からの会員」と「期間中に登録した会員」に分けて、月ごとの動きを比べられます。
月,利用した会員・全体(人),うち4月より前からの会員(人) 2026-04,399,344 2026-05,424,336 2026-06,402,263 2026-07,454,276 2026-08,471,266 2026-09,485,274
このグラフの数え方
架空のサンプルデータで集計した例です。
ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。
ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。
select to_char(a.accessed_at, 'YYYY-MM') as month,
count(distinct a.member_id) as visitors,
count(distinct case when m.registered_at < '2026-04-01' then a.member_id end) as visitors_existing
from access_log a
join member m on m.member_id = a.member_id
where a.accessed_at >= '2026-04-01' and a.accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by 1
order by 1;次の表は、会員サイトの月ごとの、サイトを利用した(ログインしてページを見た)会員数です。7月1日から特集を始めています。
month=月、visitors=その月に利用した会員数(全体)、visitors_existing=そのうち4月より前に登録していた会員の数です。
個人を特定できる列は含めていません。
1. 月ごとに visitors と visitors_existing を並べた折れ線グラフを、画像で描いてください。7月に特集を始めたことが分かるように印を付けてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
・特集を始める前と後で、全体の利用した会員はどう変わったか
・4月より前からの会員だけで見ると、どう変わったか
・この結果から、特集の効果をどう判断すべきか
(ここに集計結果を貼る)SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。
使う表: member(会員)/access_log(アクセスログ) (表の形は準備編)
アクセスログと名簿の登録日が、会員IDでつながっていないと、この問いには答えられません。
利用した人数の合計だけでは、新しく登録した会員による増加と、もともといた会員の変化を分けられないからです。
writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired