会員ログの活用法 第22回
会員の閲覧は、平日の朝・昼・夜に集まっている。土日は1日の合計で平日の半分以下。
アクセス解析の報告では、曜日別や時間帯別の訪問数が並びます。ただ、その数字には、会員と会員でない訪問者が混ざっています。
医療従事者の会員は、診療の前の朝、昼休み、夜に帰宅してから、という時間にサイトを見ることが多いと言われます。一方、検索から来る会員でない訪問者は、別の時間帯に多いかもしれません。全体の数字では、会員がいつ来ているのかがぼやけます。
会員IDの付いたアクセスログで会員の閲覧だけを取り出すと、曜日と時間帯ごとに数えて、会員が利用する時間をはっきりさせられます。
曜日,0-2時,3-5時,6-8時,9-11時,12-14時,15-17時,18-20時,21-23時 月,46,19,837,357,818,254,616,799 火,18,38,729,350,807,274,700,969 水,44,68,971,361,880,350,781,1017 木,85,44,824,316,747,293,709,829 金,35,30,696,290,646,246,782,750 土,31,24,378,245,483,102,312,288 日,26,26,322,157,248,130,220,303
このグラフの数え方
架空のサンプルデータで集計した例です。
ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。
ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。
select extract(isodow from accessed_at)::int as dow, -- 1=月曜 … 7=日曜
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 0 and 2 then 1 else 0 end) as h00_02,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 3 and 5 then 1 else 0 end) as h03_05,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 6 and 8 then 1 else 0 end) as h06_08,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 9 and 11 then 1 else 0 end) as h09_11,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 12 and 14 then 1 else 0 end) as h12_14,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 15 and 17 then 1 else 0 end) as h15_17,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 18 and 20 then 1 else 0 end) as h18_20,
sum(case when extract(hour from accessed_at) between 21 and 23 then 1 else 0 end) as h21_23
from access_log
where member_id is not null
and accessed_at >= '2026-04-01' and accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by 1
order by 1;次の表は、会員サイトの会員の閲覧を、曜日と時間帯ごとに数えた集計です。
dow=曜日(1=月曜 … 7=日曜)、h00_02〜h21_23=その時間帯(3時間ごと)の閲覧数です。
個人を特定できる列は含めていません。
1. 曜日を行、時間帯を列にして、閲覧数を色の濃さで表したヒートマップを、画像で描いてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
・会員がよく利用する曜日と時間帯はいつか
・平日と土日で、どれくらい違うか
・メールの配信や記事の公開を、どの時間帯に合わせるべきか
(ここに集計結果を貼る)SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。
使う表: access_log(アクセスログ) (表の形は準備編)
アクセスログに会員IDが残っていないと、この問いには答えられません。
曜日別・時間帯別の数字に会員でない訪問者が混ざり、会員がいつ来ているのかを取り出せないからです。
writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired