会員ログの活用法 第14回

メールのリンクから、その場で申し込んだ会員の割合

申し込みページへのリンクを押した会員の4割は、1時間以内に申し込んでいる。

よくある状況

講演会の案内メールの報告では、クリック数と申し込み数が別々に並びます。クリックが多ければ、案内は効いているように見えます。

ただ、メールのリンクを押した会員が、そのまま申し込んだのかどうかは、別々の数字からは分かりません。申し込みの中には、メールとは関係なくサイトから来た会員の分も混ざっています。案内メールがどれだけ申し込みに直接つながったのかは、同じ人で確かめないと分かりません。

会員IDでメールのクリックとフォームの送信記録をつなぐと、リンクを押してから1時間以内に申し込んだ会員を、配信ごとに数えられます。

配信ごとに、リンクを押した会員と、その場で申し込んだ会員の人数が分かるグラフ

リンクを押した会員278人のうち112人(40%)が、1時間以内に申し込んでいる。配信ごとでは28〜52%で、札幌と皮膚科の講演会は5割前後と高い。

このグラフの数え方

  • 対象:申し込みページを案内した5回の配信で、そのリンクを押した会員
  • 「その場で申し込んだ」:リンクを押してから1時間以内に、フォームを送信したこと(どのフォームかは問わない)
  • 割合の分母:リンクを押した会員の人数
  • 言えないこと:1時間を過ぎてから申し込んだ会員は入らない。あとから申し込む会員も含めるなら、時間の幅を広げて数える

架空のサンプルデータで集計した例です。

これが分かると

  • 案内メールが申し込みにどれだけ直接つながったかを、配信ごとに報告できます。
  • リンクを押したのに申し込まなかった会員に、締め切り前の案内を送れます。
  • その場で申し込む割合が低い配信は、申し込みページの中身を見直すきっかけになります。

ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。

試してみる

ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。

集計SQL件数と割合だけを出します
with c as (
  select member_id, campaign_id, min(event_at) as clicked_at
  from mail_event
  where event_type = 'click'
    and url like '/entry/%'
    and event_at >= '2026-04-01' and event_at < '2026-10-01'  -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
  group by member_id, campaign_id
)
select c.campaign_id,
       count(*) as clicked,
       sum(case when exists (
             select 1
             from form_submission f
             where f.member_id = c.member_id
               and f.submitted_at between c.clicked_at and c.clicked_at + interval '1 hour'
           ) then 1 else 0 end) as applied_within_1h
from c
group by c.campaign_id
order by c.campaign_id;
AIプロンプト集計結果を貼るだけです
次の表は、申し込みページを案内した会員向けメールについて、配信ごとに、リンクを押した会員と、そのあと1時間以内に申し込んだ会員を数えた集計です。
campaign_id=配信、clicked=申し込みページへのリンクを押した会員数、applied_within_1h=押してから1時間以内に申し込んだ会員数です。
個人を特定できる列は含めていません。

1. 配信ごとに clicked と applied_within_1h を並べた棒グラフを、画像で描いてください。各配信に「その場で申し込んだ割合」を添えてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
   ・リンクを押した会員のうち、その場で申し込んだのは何割か
   ・配信によって、割合に違いはあるか
   ・メールのクリック数と申し込み数を別々に見るだけで、案内の効果を判断してよいか

(ここに集計結果を貼る)

SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。

使う表: mail_event(メール送信と反応)/form_submission(フォーム送信) (表の形は準備編)

試せなかったら

メールのクリックとフォームの送信記録が、会員IDでつながっていないと、この問いには答えられません。
クリック数と申し込み数を別々に数えるだけでは、「リンクを押した人が、その人自身として申し込んだか」を確かめられないからです。

writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired

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