会員ログの活用法 第13回
3回以上メールを開封した会員の半分は、一度もリンクを押していない。
メール配信の報告では、配信ごとの開封率とクリック率が並びます。開封率が保たれていれば、メールは読まれていると受け取られます。
ただ、配信ごとの率では、同じ会員が毎回どう反応しているかは分かりません。毎回開いているのに、一度もリンクを押さない会員がいます。件名には関心があるけれど、本文の案内が合っていないのかもしれません。
会員IDでメールの開封とクリックを会員ごとにまとめると、開いた回数ごとに、一度もクリックしていない会員を数えられます。
開封した配信の数,開封した会員(人),一度もクリックしていない会員(人) 1〜2回,276,202 3〜5回,355,197 6〜8回,176,71 9回以上,29,5
このグラフの数え方
架空のサンプルデータで集計した例です。
ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。
ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。
with x as (
select member_id,
count(distinct case when event_type = 'open' then campaign_id end) as opened,
count(distinct case when event_type = 'click' then campaign_id end) as clicked
from mail_event
where event_at >= '2026-04-01' and event_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by member_id
)
select case
when opened <= 2 then '1〜2回'
when opened <= 5 then '3〜5回'
when opened <= 8 then '6〜8回'
else '9回以上'
end as opened_times,
count(*) as members,
sum(case when clicked = 0 then 1 else 0 end) as never_clicked
from x
where opened > 0
group by 1
order by 1;次の表は、会員向けメールについて、会員ごとに開いた回数とクリックした回数をまとめ、開いた回数で分けた集計です。
opened_times=期間中に開封した配信の数、members=会員数、never_clicked=そのうち一度もリンクを押していない会員数です。
個人を特定できる列は含めていません。
1. opened_times ごとに members と never_clicked を並べた棒グラフを、画像で描いてください。各区分に「一度もクリックしていない割合」を添えてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
・3回以上開いているのに一度もクリックしていない会員は、何人・何割か
・開く回数とクリックの関係に、傾向はあるか
・配信ごとの開封率とクリック率だけで、メールの手応えを判断してよいか
(ここに集計結果を貼る)-- 社内用:会員IDの一覧が出ます。社外のサービスやAIには貼らないでください
select member_id,
count(distinct case when event_type = 'open' then campaign_id end) as opened
from mail_event
where event_at >= '2026-04-01' and event_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by member_id
having count(distinct case when event_type = 'open' then campaign_id end) >= 3
and count(distinct case when event_type = 'click' then campaign_id end) = 0
order by opened desc;SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。
使う表: mail_event(メール送信と反応) (表の形は準備編)
メール配信のツールで、開封とクリックが会員ごとに記録されていないと、この問いには答えられません。
配信ごとの率しか見られない場合、「毎回開くのにクリックしない人」が誰なのか、何人いるのかが分からないからです。
writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired