会員ログの活用法 第5回
3回以上利用した会員の3人に1人は、訪問の半分以上を1ページで終えている。
会員サイトの報告では、ログインした会員の数が並びます。ログインまでしてくれているなら、会員はサイトを使ってくれているように見えます。
ただ、ログインしたあとに何ページ見たかは、ログインの数からは分かりません。マイページを開いただけで帰る、目当ての1ページだけ見て帰る、という会員もいます。直帰率はサイト全体の数字なので、どの会員がそうなのかまでは分かりません。
会員IDでアクセスログを訪問ごとにまとめると、会員ごとに「1ページで終わった訪問が何割あるか」を数えられます。
1ページで終わった訪問の割合,会員(人) 一度もない,30 半分未満,412 半分以上,164 毎回1ページ,51
このグラフの数え方
架空のサンプルデータで集計した例です。
ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。
ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。
with s as (
select session_id, max(member_id) as member_id, count(*) as pages
from access_log
where member_id is not null
and accessed_at >= '2026-04-01' and accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by session_id
),
m as (
select member_id,
count(*) as visits,
sum(case when pages = 1 then 1 else 0 end) as one_page
from s
group by member_id
having count(*) >= 3
)
select case
when one_page = visits then '4 毎回1ページ'
when one_page * 2 >= visits then '3 半分以上'
when one_page > 0 then '2 半分未満'
else '1 一度もない'
end as one_page_share,
count(*) as members
from m
group by 1
order by 1;次の表は、会員サイトに3回以上訪問した会員を、ログインした訪問のうち1ページで終わった訪問の割合で分けた集計です。
one_page_share=1ページで終わった訪問の割合(先頭の数字は並び順)、members=会員数です。
個人を特定できる列は含めていません。
1. one_page_share ごとの members を棒グラフにして、画像で描いてください。各区分に、全体に占める割合を添えてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
・訪問の半分以上を1ページで終えている会員は何割か
・毎回1ページで帰る会員は何割か
・「ログインした会員数」をそのまま利用状況として報告してよいか
(ここに集計結果を貼る)-- 社内用:会員IDの一覧が出ます。社外のサービスやAIには貼らないでください
with s as (
select session_id, max(member_id) as member_id, count(*) as pages
from access_log
where member_id is not null
and accessed_at >= '2026-04-01' and accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by session_id
)
select member_id, count(*) as visits
from s
group by member_id
having count(*) >= 3
and sum(case when pages = 1 then 1 else 0 end) = count(*)
order by visits desc;SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。
使う表: access_log(アクセスログ) (表の形は準備編)
アクセスログに会員IDが残っていないと、この問いには答えられません。
アクセス解析の直帰率はサイト全体の数字で、「どの会員が、毎回1ページで帰っているか」は出せないからです。
writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired