会員ログの活用法 第2回
一度は利用していた会員の4人に1人が、直近30日は利用していない。
会員サイトの報告では、その月に利用した会員の数が並びます。先月と同じくらいの人数が利用していれば、変わりはないように見えます。
ただ、利用した人数が同じでも、中身が入れ替わっていることがあります。新しく利用するようになった会員がいる一方で、以前は利用していた会員が来なくなっている。いわゆる休眠会員は、こうして少しずつ増えていきます。
会員IDでアクセスログを会員ごとにまとめると、会員それぞれが最後に利用した日が分かります。基準日からの日数で分けると、来なくなりかけている会員がどれだけいるかを数えられます。
最後に利用してからの日数,会員(人) 30日以内,488 31〜60日,57 61〜90日,27 91〜120日,22 121日以上,71
このグラフの数え方
架空のサンプルデータで集計した例です。
ここに挙げた使い方は一例です。サンプルの数字は架空のもので、実際の結果や施策の効果を約束するものではありません。
ここから先は、システム担当者に渡してください。集計SQLで出た結果を、AIプロンプトと一緒にAIへ貼ると、上のようなグラフと読み取りが返ってきます。
select case
when days <= 30 then '30日以内'
when days <= 60 then '31〜60日'
when days <= 90 then '61〜90日'
when days <= 120 then '91〜120日'
else '121日以上'
end as since_last_visit,
count(*) as members
from (
select a.member_id,
date '2026-09-30' - max(a.accessed_at)::date as days -- 基準日。実際には current_date にする
from access_log a
join member m on m.member_id = a.member_id
where m.withdrawn_at is null
and a.accessed_at >= '2026-04-01' and a.accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by a.member_id
) t
group by 1
order by min(days);次の表は、会員サイトに一度でもログインして利用したことがある会員を、最後に利用した日からの日数で分けた集計です。
since_last_visit=最後に利用してからの日数、members=会員数(退会者を除く)です。
個人を特定できる列は含めていません。
1. since_last_visit ごとの members を棒グラフにして、画像で描いてください。各区分に、全体に占める割合を添えてください。
2. 次の点を読み取って、3行程度で教えてください。
・31日以上利用していない会員は、全体の何割か
・91日以上利用していない会員は、31日以上利用していない会員の何割か
・休眠に入りかけた会員と、すでに離れた会員で、声のかけ方を分けるべきか
(ここに集計結果を貼る)-- 社内用:会員IDの一覧が出ます。社外のサービスやAIには貼らないでください
select a.member_id, m.occupation, m.specialty, max(a.accessed_at) as last_visit
from access_log a
join member m on m.member_id = a.member_id
where m.withdrawn_at is null
and a.accessed_at >= '2026-04-01' and a.accessed_at < '2026-10-01' -- 期間。実際には集計する期間に差し替える
group by a.member_id, m.occupation, m.specialty
having max(a.accessed_at) < date '2026-09-30' - 90 -- 基準日。実際には current_date にする
order by last_visit;SQLとプロンプトは、準備編の汎用テーブルを前提にした例です。実際のテーブル名・列名に合わせて書き換えてください。動作や結果を保証するものではありません。
使う表: member(会員)/access_log(アクセスログ) (表の形は準備編)
アクセスログに会員IDが残っていないと、この問いには答えられません。
アクセス解析で分かるのは「その月に何人来たか」までで、「名簿の中の誰が、いつを最後に来なくなったか」は出せないからです。
writeWiredでは、会員IDの付いたアクセスログとメール・フォームの記録が最初から同じ場所に揃っています。会員サイトCMSとしてのwriteWired