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キノトロープが考えるCMS、 そしてwriteWiredの評価とは

日本を代表するWeb制作会社、株式会社キノトロープ。1993年の誕生から20年、WebブランディングやCMS構築のパイオニアとして業界を牽引し続ける同社に「writeWired」が採用されました。

「writeWiredはCMSの王道をいく希有なツール。もっと世の中に広まって欲しい」と語る代表の生田昌弘氏に、Webサイト構築におけるCMSの価値や、writeWiredを選んだ理由、そしてwriteWiredに期待することをお聞きしました。

「テンプレート」という手法が浸透しない――
CMSにとって不幸な業界発展

「もともと雑誌などを手がけていたので、テンプレートを使ってメディアを運営することは私にとって当たり前だったんです」と語る生田氏。原稿や写真を決められたレイアウトに当て込み効率よく“編集する”紙媒体に対して、1ページずつオリジナルで“制作する”Web――出版業界の人材やノウハウが入り込まず、CMSの価値が認められなかった1990~2000年代初頭のWeb業界を、生田氏は「CMSにとって不幸な業界発展だった」と語ります。
95年、キノトロープは同社初のCMSを構築。「インターネットが雑誌などのようなメディアとして成長する以上、コンテンツを一元管理するCMSは欠かせない存在になると確信した」とのこと。

生田昌弘氏プロフィール
1959年生まれ岡山県出身。1985年に生田写真事務所を設立し、カメラマンとして活動を開始する。1993年に株式会社キノトロープを設立。プロデューサとして一貫した方針で数々のWebソリューションを築き上げる。現在もネットエバンジェリストとして布教活動を実践中。

「ユーザーニーズに応えるにはCMSがベスト」
キノトロープが考えるWebサイト構築

生田氏は一貫して「CMSは単なる更新ツールではなく、サービス基盤である」と提唱します。「インターネットは、ユーザーの『欲しい』『知りたい』というニーズを解決するツールですよね。CMSなら、商品情報や価格、他のいろいろなコンテンツをデータベースで一元管理して、ユーザーのニーズに合わせてリアルタイムかつ自動的にページを生成し、情報を提供できる。これこそが、ユーザーの『欲しい』『知りたい』に応えるCMSの役割であり、すべての企業が行うべきWebサイト構築です」と生田氏。
CMSのあるべき姿を実践する企業として「Amazonはその代表例でしょう。ユーザーの検索ワードに対し、何万という商品群からひとつの商品ページを表 示して応えていますよね。今は6~8割のユーザーが末端ページからWebサイトに入って回遊する時代ですから、そのユーザーシナリオ(Webにおけるユー ザー体験の流れ)に応えることが重要です」と生田氏。
また、「確かにCMSを使えば更新は簡単ですし、メディア運用は楽になりますが、本来の目的はそこで はなく、いかにユーザーに満足してもらうかなんですよ」と付け加えます。

約1,700ページのBtoB大規模CMSサイト―――選ばれたのは「writeWired CMS Platform」

今回、キノトロープ社が手がけたのは「3社のWebサイトを統合して、膨大な製品情報をわかりやすく表示したい」という要望の大手企業のBtoBサイトです。“情報量が異なる幅広い製品の情報を、目的が異なるすべてのユーザーにわかりやすく提供する”というミッションをクリアするために採用されたのがwriteWiredでした。生田氏は、writeWiredを選んだ最大の理由を「『テンプレート』『コンポーネント』という概念に対応できるCMSツールだったから」と話します。

「キノトロープでは、『テンプレート』『コンポーネント』という2つの概念をもとにWebサイトを構築します。テンプレートはトップページや一覧ページな ど用途別のページの雛形。そしてコンポーネントはコンテンツの最小単位のことで、見出し・本文・写真といったエレメントがセットになったひとつのまとまり を指します。テンプレートとコンポーネントを細かく設計しておくことで、1,000ページを超えるようなWebサイトでもコンテンツを一元管理でき、更新 も格段にスムーズになります」とキノトロープならではのWebサイト構築を語る生田氏。

writeWiredは
設計の自由度が高い、他にはないCMS

そのうえで、「writeWiredは、テンプレートだけでなくコンポーネントを細かく設計できるなど、自由度が高かった。世の中には多くのCMSツールがありますが、コンポーネントの概念を持ったツールはあまりありませんよ。他のツールだと開発段階でカスタマイズが必要になる部分が最初から備わっていたのはよかったですね」との評価をいただきました。

今回のBtoBサイトについては、「約1,700ページという規模で、かつ製品ごとに情報量のばらつきがあったので、テンプレートとコンポーネントで緻密にルールを組むことが“わかりやすさ”のために不可欠でした。先にテンプレートのルールを細かく決めておけば、コンテンツ更新も必要な情報を集めるだけで楽になります」と生田氏。

加えて、「ツールもさることながら、特に期待以上だったのはSTSDさんのエンジニアリング的なサポートですね。レスポンスのよさはもちろん、一緒にお客様のために問題を解決しようという気持ちが伝わってきてさらに信頼が持てました」と開発陣への評価もいただけました。

総評として「トータルに見て費用対効果が高かった」というありがたいお言葉を頂戴でき、大変嬉しく思います。

もっと世の中に広まって欲しい
CMSの王道をいく希有な存在

生田氏は、writeWiredを「自分自身と考え方が近い。正しいCMSを全うしている、CMSの王道をいく希有なツール」と表現。そのうえで「だからこそ、もっと世に広まって欲しいですね。もっとテンプレート・コンポーネントなどの設計の自由度の高さをアピールして、多くの制作会社さんに採り入れてもらえるようにしてみては」と、販売プランの見直しやマニュアル本の執筆といった導入を後押しするための貴重なアドバイスも多数頂戴しました。

「最近はCMSを操作する人の層が広がりましたよね。エンジニアやクリエイターだけでなく、企業の広報担当の方などもCMSを扱うようになっています。ですから、そういった方々に選んでもらうための工夫も大事ですよね。マニュアル本、資料、提案書もそうですし……あとは管理画面の美しさも重要でしょう。我々はさほど重視はしないのですが、機能的に優れているだけでなく、デザインが洗練されていることも今後の導入基準のひとつになるのは間違いないですよね」と生田氏。

老舗のWeb制作会社であり、CMS構築の草分け的存在であるキノトロープ社の生田代表のお言葉にはどれも重みがあり、writeWired開発陣にとって貴重なご意見も多数頂戴できました。「ユーザーニーズに応える」という生田代表のWebサイト構築論に学び、市場ニーズに応えられるCMSツールとしてよりいっそう進化していきたいと思います。

株式会社キノトロープについて

1993年の創業より20年にわたり、日本のWeb制作を牽引し続けてきたパイオニア企業。 「CMSによるコンテンツの一元管理をキーとしたユーザー満足の創出や効率的な運用」という一貫した方針のもと、大手企業を中心にCMSによる多数のWebサイト構築実績を持つ。 その経験に基づいた豊富なメソッドやナレッジは、多数の書籍やセミナーを通して積極的に業界内外に発信されています。

企業名 株式会社キノトロープ
http://www.kinotrope.co.jp/
所在地 〒151-0065
東京都渋谷区大山町45-14
設立 1993年

効率的なコンテンツ管理とマーケティングを統合
writeWired CMS Platform