このページは、writeWiredの全体像を一枚にまとめた長いページです。機能ごとの詳しい説明は各機能ページと機能リファレンスにありますが、まず全体を通して読みたい方のために、CMSからシステム連携、AI活用、開発の考え方、導入事例までを順に書いています。
writeWiredは、STSD株式会社が開発・提供する国産のWeb DX Suiteです。2008年の提供開始から、開発と運用支援を継続しています。CMS、フォーム、会員管理、メール配信、行動ログといった、BtoBのWeb顧客接点に必要な機能を一体で提供し、既存システムとつないで運用できることが特徴です。
「スイート」と名乗るのは、機能が同じ基盤・同じ管理画面・同じ顧客データの上で動くからです。サイトを更新するCMSと、会員を管理する仕組みと、メールを送る仕組みが分かれていないため、会員の属性でコンテンツを出し分ける、閲覧の履歴を見てメールを送る、といった機能をまたぐ運用が、ツール間の連携作業なしに行えます。
writeWiredのCMSは、Webサイトのデザインを元にコンテンツの更新画面を作り出します。ページの構成要素を文字や画像のパーツ単位まで分解して入力欄にするため、HTMLの知識がない担当者でも、制作会社が作ったデザインを崩さずにページを更新できます。
コンテンツはパーツとして再利用できます。ひとつの情報を複数のページで使っている場合、直すのは一度ですみ、修正は利用しているすべてのページに反映されます。テンプレートは案件ごとに設計・開発でき、部署や役割ごとに入力画面と権限を分けることもできます。大量のコンテンツはCSVで一括登録・一括更新ができ、数千ページ規模の商品情報を1〜2日で入れ替える運用も行われています。
問い合わせ、資料請求、申込み、アンケートなどのフォームを作成し、受け付けたデータを管理画面で一元管理します。受付データにはステータスを持たせられるため、対応漏れを防ぎながら処理を進められます。セミナーなどの申込みと、その履歴の管理にも使われています。
フォームは受け付けて終わりではなく、会員情報や行動履歴と同じ基盤にあることが特徴です。誰からの問い合わせかが会員データとつながり、その後の対応やメール配信に活かせます。申請書類の承認フローのような業務的な仕組みを、Addon開発で追加した事例もあります。
会員の新規登録、情報変更、退会までを管理します。既存の会員データはCSVインポートで移行でき、インポート時のチェック機能で整合性を確認しながら進められます。
閲覧制御は、ページ単位でも、PDFなどのファイル単位でも指定できます。会員の属性や契約状況に応じて、見せるコンテンツと見せないコンテンツを分けられるため、販売代理店向けの資料サイト、医療従事者向けの会員サイト、入居者向けのポータルといった、相手によって出す情報が変わるサイトに向いています。
HTMLメール・テキストメールの作成、対象者の抽出、配信、そして開封やクリックの把握までを同じ基盤で行います。配信の反応が会員データに紐づくため、「送って終わり」にならず、誰がどう反応したかを次の施策に使えます。
Webサイト用に登録したコンテンツをメールに再利用できるため、サイトとメールマガジンの二重登録が要りません。特集コンテンツをそのままメルマガの中身にして、制作時間を大幅に短縮した導入事例があります。
会員がWebサイトで何を見たか、どのPDFをダウンロードしたか、メールを開いたか。こうした行動履歴を会員に紐づけて蓄積します。会員登録前の行動も、登録後に履歴としてつなげられます。
蓄積したログは画面で確認できるほか、CSVやシステム連携で出力できます。製薬会社の事例では、医師の閲覧傾向を営業担当(MR)に定期的にフィードバックする仕組みとして使われています。
会員の属性や行動に応じて、コンテンツの出し分け、対象を絞ったメール配信、属性ベースの自動メールを行うマーケティングオートメーション(MA)の機能を提供しています。属性や行動に応じたターゲティングバナーで、会員ごとに訴求を変えた事例もあります。
MAを別ツールで行う場合に必要になる、会員データや行動データの受け渡しが発生しないことが、一体型の利点です。
蓄積したアクセスや行動のデータを、画面で共有して見られます。コンテンツごと、会員属性ごとの状況を関係者が同じ画面で確認でき、データはCSVで出力して社内の分析にも使えます。診療科別のダッシュボードのように、業種に合わせた可視化を追加開発した事例もあります。
基幹システムとの双方向連携ができます。商品データや顧客データの取り込み、Webサイト側の申込みデータや行動ログの基幹側への出力。旅行会社の事例では基幹システムのツアーデータを定期的に取り込んで検索・予約に使い、製薬会社の事例では外部の医療系メディアとのログイン認証連携(SSO)を実装しています。
連携はAddon開発で個別の要件に合わせて作り込みます。既存の業務を変えずにWebサイト側を新しくする、という導入が可能です。
コンテンツの制作・更新の作業に、AI(ChatGPT)を組み合わせる機能を提供しています。writeWired自身のWebサイトも、機能リファレンスや導入事例などのコンテンツ制作にAIを活用して運用しています。その実際の進め方はwriteWired 開発日誌で公開しています。
writeWiredの構築・開発は、開発元であるSTSDが直接担当します。テンプレートは要件に合わせて設計し、標準機能で足りない部分はAddon開発で作り込みます。
Web制作会社・デザイン会社との協業の形も用意しています。企画・デザイン・コンテンツ制作は制作会社のまま、CMS・Webシステム開発をSTSDが担当する分担です。
writeWiredは、機能を管理画面1画面ごとに機能リファレンスとして公開しています。導入事例も、規模や開発期間の数字を含めて公開しています。検討の材料は、営業資料の言葉ではなく、確認できる実物で提供する。それがwriteWiredの考え方です。
向いているのは、会員管理・閲覧制御・既存システム連携・大量コンテンツなど、CMS単体では足りない要件を持つ、少し面倒なWebサイトです。逆に、シンプルなサイトを手早く立ち上げたい場合には、他の選択肢のほうが合うことがあります。
導入事例は業界別に公開しています。製薬会社の医療従事者向け会員サイト、旅行会社のツアー検索・予約サイト、出版・サービス業の会員制ECサイト、アパレルメーカーの小売店向け資料サイト、公益法人の1万人規模の会員管理、オフィスビル・マンションの入居者向けポータル、Webマガジンの大規模移行、飲食チェーンの店舗別サイト、そしてWeb制作会社による約1,700ページのBtoBサイト構築での採用。それぞれに、課題・構築内容・リリース時のサイト情報を書いています。
Q. 何ができるかを短く知りたい。
A. CMS・会員・フォーム・メール・行動履歴・MA・分析・連携を、ひとつの基盤・同じ顧客データで扱えます。詳細は各機能ページと機能リファレンスへ。
Q. 既存システムやデータと連携できますか。
A. できます。基幹連携・SSO・CSVインポートの実績があります。導入事例に具体的な構成を書いています。
Q. 運用にHTMLの知識は必要ですか。
A. 不要です。デザインを崩さずに更新できる入力画面を、サイトごとに設計します。