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Googleは、画像の内容を認識し、テキスト情報と同じく利用することを可能にした。ここでは、Googleの画像認識技術を紹介するとともに、コンテンツの検索順位向上につながる画像の選び方を考察した。

SEOの進化

SEOの主役は、多くの場合、テキストです。ページに付けたタイトルや、どんなテーマの記事であるかなど、テキスト情報が、検索順位の決定に大きな影響を与えます。

サイト運営全体で見ると、どんなドメインを使うか、スマホ対応済みかなど、順位決定に関わる要素はその他にもいろいろあります。しかし、コンテンツごとに見てみた場合、テキスト情報の重要性が、やはり圧倒的です。「SEOに効果的なコンテンツ」と聞くと、ソーシャルメディアで大規模に拡散される面白い読み物やお役立ち情報、その他では見られない独自のニュースなど、テキスト情報として大きな価値を持つコンテンツを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、SEOという言葉が登場した頃から、検索アルゴリズムは、非常に大きく進化しました。不自然にキーワードをつめ込んだり、機械的に生成した文章を大量にアップしたりといった方法で、順位を操作することはすでに現実的ではありません。ターゲットに必要とされるコンテンツを作ることが順位アップにつながるという、理想のSEOが実現しつつあります。

また、検索アルゴリズムの進化に伴い、画像分析も、大きく進化しています。

画像認識の進化

2016年2月にベータ版が公開されたGoogle Cloud Vision API の紹介ページでは、テキスト情報を持たない画像の判別、情報利用について説明されています。この情報からは、Googleが画像をどのように分析しているか、検索サービスで画像の持つ情報が順位にどのように影響するかといった点を垣間見えます。

(参考)ついに Google Cloud Vision API のベータ版リリース!
https://support.google.com/webmasters/answer/114016?hl=ja
Webサイト運営者のSEOの指針となる、Google Search Consoleヘルプでは、現在も「検索エンジンは画像の中身を理解できないため、テキスト情報として記載しましょう」と記載されています。しかし、上記の通り、すでに画像が、検索順位に影響を与える重要な情報源のひとつになっている可能性は充分にあります。日々、画像選びやアイキャッチ作成なども含めてコンテンツを公開し続けている方の中には、この点を体感している方も少なくないはずです。

(参考)Google Search Console ヘルプ - 画像
http://googlecloudplatform-japan.blogspot.jp/2016/02/google-cloud-vision-api.html

というわけで今回は、Googleが公開しているAPIの情報から「Googleが画像をどのように認識するのか」を整理し、SEOに効果的なコンテンツを作るための、画像の選び方を考察してみました。APIと検索アルゴリズムでは、画像認識や情報の利用方法はまた違ってくる部分もあると思いますが、画像選びの一助となれば幸いです。

Googleの画像解析

Google APIによる画像解析は、大きく分けて2つに分けられます。画像に含まれる「モノ」と「テキスト」の検知です。

1.画像に含まれる「モノ」の検知

画像には、花や犬、自動車など、さまざまな被写体が写って(描かれて)います。Google APIは、こうした「画像に含まれるモノ」が何かを検知し、テキスト情報に変換して利用することができます。なお、この時、単純に写っているモノを「◯◯である」と判別するだけでなく「どのような状態にある◯◯である」というように、詳細な情報の読み取りが可能であるようです。
※APIの説明ページには、有名企業のロゴや著名なランドマーク、(人物の顔を含む画像の場合には)感情の種類や大きさの検知が可能であることが記されています。
なお、上記のGoogle Search Consoleヘルプに現在も記載がありますが、「検索エンジンにわかりやすいコンテンツ」を作るためには、画像に対し、altタグを使ってできるだけ具体的かつ詳しいテキスト情報を添付し、内容を説明することが当たり前でした。

※altタグの記入例
NG:猫
OK:ベッドの上で眠っている太った三毛猫

現在もヘルプに記載が残っていますし、altタグを付けてテキストで画像の内容を説明することが、すでにまったくの無意味となっているという訳ではないと思います。しかし一方で、画像単体からも、かなりの情報が伝わっているだろうことが予測されます。これは、SEOに携わってきた期間の長い方にとっては、すばらしく画期的かつ、感慨深い変化ですよね。

また、画像検索時に「不適切な画像」の通報をしたことはありませんか。Google APIでは、この情報を利用し、画像が有害(あるいは不適切)であるかどうかを検知することも可能となっています。不適切な画像の通報や、Webサイト運営者が画像に付けたaltタグの情報が、分析のためのデータとして使われてきたことも貢献して、現在、高度な画像認識が可能となってきているのでしょうね。

2.画像に含まれる「テキスト」の検知

画像によっては、文字が写り込んでいる(描かれている)ことがあります。この画像に埋め込まれたテキストも、画像の内容を理解するために有用な情報です。Google APIではこの情報も、OCRによって読み取り、どの言語で書かれたテキストかを自動で判別した上で検知し、活用できます。

SEOに有効な画像の選び方

アイキャッチや差し込み画像など、コンテンツ作成の際に使われる画像の大きな役割のひとつとして、ソーシャルメディアで人の目を引きつけたり、テキストを読み進めやすくすることがあります。そんな理屈は置いておいて、純粋に画像があるほうが見栄えが良いし、アクセスが伸びるからという理由で、とりあえず画像を付けている場合もあるかもしれません。しかし、どちらにしても、これまで画像の利用とSEOとは直結していませんでした。

しかし、ここまでご紹介してきた通り、Googleは画像の内容をテキスト情報として認識できるようになってきています。今後は、テキスト情報だけでなく、画像でも、ユーザーが必要とする情報を持つコンテンツであることを示すことが、SEOにおいても、有効な施策となってくるでしょう。コンテンツ作成者としては、テーマと密接に関わる質の良い画像を、より意識的に選ぶことが必要となってきます。
アイキャッチ画像を選ぶ時に特に言えることですが、想定した画像が見つからず、サイトのジャンルやターゲットとなんとなく雰囲気がマッチする「イメージ画像」を選ばざるを得ないことがあります。こうした画像は、SEOにおいても最適な判断ではありません。

汎用的な画像は使い勝手が良いですが、SEO面の影響を考えるならできる限り利用を避け、明確にコンテンツ特有のテーマを示す具体的な画像を使っていくほうが良いでしょう。記事を書く際には、より質の良いコンテンツにするため、テーマや切り口、結論などで「その他サイトとは異なる部分」オリジナル性を出すことを少なからず意識するはずです。これと同じく、画像選びの際にも、記事の独自性をより引き立て、明確にする素材を利用してみてください。

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